プノンペン駅とカンボジア政治

 昨年2022/11/7のプノンペン駅の夜景、絵になりましす。この駅はRoyal Railway Station、1932年築。

正面に少し映っている高層ビル、龍と風水をデザインモチーフとしたビルは2012年竣工の39階建てVattanac Capitalビル、少し前までプノンペンで最も高いビル、今は第2位、設計はUKのFarrells、香港支社のTFT Farrells。Vattanac Bankが事業者ですが、安達銀行と表記されている。

Gare de Phnom Penh、Phnom Penh Royal Railway Stationはプノンペン北西約300kmに位置するバタンバンまでの鉄道運行のために1932年に建設された。

1960年9月28日-30日、当駅にてクメール人民革命党Kampuchean People’s Revolutionary Party (KPRP) のリーダー21人によって党内秘密議会が開かれ、党名がカンプチア共産党 (WPK) に変更され、民主カンプチアではこの重要な会議が後に党の創立日となっている。

ポル・ポトがカンプチア共産党2代書記長になり粛清により独裁体制を構築し、ポル・ポト派は党内でクメールルージュと呼ばれるようになった。ポル・ポト派は親米派ロン・ノル政権を、1975年4月17日にプノンペンを陥落させ、同月、ポル・ポトを首班とするクメール・ルージュがリーダーシップとなる初の重要会議がこの駅で開催された。反ポル・ポト派は国境付近に逃れカンボジア人民党を結党した。

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